『 since 2011.3 』
2011.3.11。この日、日本は東北地方を中心に未曽有の大災害に襲われました。
その約2週間後、柏の葉公園内サッカー場の脇の草地に集まった17人のヒナ鳥によってクラブ・アストーレは産声をあげました。
社会インフラが混乱する中、サッカーが出来るグラウンドが借りられず、サッカーゴールもラインも無い ただただ草の生えただけの空き地で、先週まで小学生だった子供たちが空気の抜ける中古の5号球に触れてボールの大きさを確かめるところがこのチームの出発点となりました。
それから数年。東葛地区を中心とした自治体・大学・高校・中学校の皆さまの協力で、日々のトレーニングや公式戦まで行えるグラウンドを長期で使用させて頂き、これまで何人ものサッカー選手を育て次のステージに送り出してきました。
『 astore 』
クラブ・アストーレ。『 astore 』とはイタリア語で『 オオタカ 』という意味です。
オオタカは大空の猛者として、輪を描きながら上昇気流に乗って高い空へ優雅に舞い上がり、時折猛スピードで滑降し鋭い爪で獲物を捕獲します。クラブ・アストーレのエンブレムにはそういったオオタカのサッカーに通ずるストロングポイントが勝利の願いとして盛り込まれています。
チーム名称に地名は用いていません。何故ならクラブ・アストーレは地域を飛び越えどこまでも飛んでいけるエンジ色の翼を持っているから。
『 続けたもの勝ち 』
サッカーに限らず物事は続けたものが勝ちだと思っています。
誰に何を言われようが、周りの環境が変化しようが、純粋にサッカーが好きで上手になりたいという欲を、どれだけ長く持ち続けられるか?
これが一番大事です。結果は1日や2日では出ません。
やり続けてさえいればいつの間にか、この選手には・このチームにはかなわない。と思っていた相手に追いつき追い越せているはずです。
自分を信じてとにかく『続ける』ことが大事です。
『 闘う気持ち 』
サッカーでは、技術や戦術の前に『闘う気持ち』が一番必要な要素だと思っています。
練習・練習試合・公式戦すべて同じようにサッカーに夢中になれる選手になって欲しいです。
夢中になれている間は自分でも気づかないうちに闘えていると思います。
『闘う気持ち』を全面に出して一つ一つのプレーを最後まで諦めないで欲しい。
アストーレの選手もそんな闘えるプレーヤーにぜひ育って欲しいです。
『 周りのことを考える 』
サッカーをやっていると、楽しい中でも小さい問題は度々発生します。
そういったものを多く乗り越えて一つのチームとして成長できると思います。
乗り越えるには『周りの人の気持ち』を考えたり、その人の立場で考えたり、間違えてると思ったなら素直に謝ったり、問題から逃げないことが大切だと思います。
中学世代3年間を一緒に過ごす仲間は、その後もサッカー仲間として大人になっても関係はずっと続きます。
近くにいる仲間。クラブ・アストーレの仲間。対戦相手の選手を大切にできる選手になってください。
そしてクラブスタッフは、卒団していった選手が『戻ってきたい場所』としていつでも迎えてあげられるようなクラブを作り上げていきたいと思っています。
クラブ・アストーレ 原
club-astore は、NPO法人 keystone が運営しています。